上島町を知ったのは偶然、「しまなみ」の大三島あたりへ、と、調べていた時でした。こんなにサイクリストを大切な観光資源に考えている町があるのかというのが感想です。
三つの橋を渡っても距離は短く、「しまなみ」ほど橋の上りも大きくなさそう、だれが考えたのかUターンのライン、一度は見てみたい、てなわけで「ゆめしま海道」に決定。プランは、船をしっかり活用、海からも陸からも島を感じようと計画実施した3月29日の記録です。
前泊したのは三原駅前、タコ料理もいただいて大満足。
翌朝、生名島からスタート、そして、Uターンして佐島港までが「その1」です。「その2」は、岩城港へ渡り、三つの橋を楽しんで上弓削港へ、そして因島の土生港から三原へ戻るというプランです。
まずは、佐島港までの記録です。
乗船したのは、土生商船の高速船7時41分発、8時21分ごろには生名島の立石港に到着。この船本当に速い、船に乗り慣れていない私は、ここは海の高速道路かと思うほどでした。立石港にはサイクルオアシスも兼ねるきれいな施設が、トイレもとてもきれいでした。自転車を組み立て、さあ、出発です。時刻は8時40分頃でした。
向こうに見える生名橋をめざします。対岸の因島のドックには見慣れた模様の船が、「単純な」と笑ってしまいそうですが、急に造船業に親しみがわいてきました。知っている物やことと結びつくことって大切だなと勝手に理由付けをしていました。朝の日光が海にきれいでした。
定番の所でパチリ、影の向きに注目(もう一度登場します)、時刻は8時50分頃です。生名橋を渡り先で左へ回り込みます。
岩城島の積善山が対岸に、まだ桜は早いようです。後ろには生名橋がきれいに見えます。島の南をめざして進んでいきます。前方の山へ道は入り込んでいました。
いくつかのアップダウンを頑張ったご褒美、左の峠の先にきらきらと光る海が、ここは佐島の南側です。そしてUターンブルーラインに程なく到着。9時10分頃です。
すぐ先は東側が岩の崖、西側がきれいな砂浜でした。少し、ゆっくりと朝の光と海と空気を楽しんで、9時30分頃佐島港へUターンしました。
同じ道を戻るので、坂が逆とはいえ少し余裕が生まれるのか、往路では気づかなかった光景も楽しめました。ここでもレモンが栽培されていました。10時ちょうど、佐島港に到着。走行距離は12㎞程 累積上昇は193mが私のサイクルコンピュータの記録でした。でも坂は、もっとたくさん上ったような感覚を持ちます。私には急でした。
10時30分の船で岩城港に渡ります。芸予汽船の船です。残念なことですが、4月1日からはこの10時30分の船はなくなってしまうようです。これも橋の影響でもあるのでしょうか。今治・土生間が7往復でしたが、新しい時刻・運賃表では、4往復程度に改編されています。